プログラミングをしていて必ず目にするのが予約語やキーワードです。そういった予約語やキーワードから英単語を覚えてみましょう。記事の英語難易度は「初〜中級」です。
今回はPで始まる単語の1回目です。
params
paramsは、プログラミング必須英単語600+で略語70に入っています。「parameters」の略です。
そのparameterは「パラメーター、仮引数」という名詞で、アドバンスト300の英単語です。
サンプルにあるように、C#でparamsは可変長のパラメーター(list)を作る際のキーワードとして使われます。
サンプル(C#)
public static void ParamsModifierExample(params int[] list)
{
for (int i = 0; i < list.Length; i++)
{
System.Console.Write(list[i] + " ");
}
System.Console.WriteLine();
}
<後略>
(出典:https://learn.microsoft.com/en-us/dotnet/csharp/language-reference/keywords/method-parameters、2024-12-5参照)
使うプログラミング言語の例
C#
pass
passは「渡す」という動詞で、ベーシック300の英単語です。
passは多義語で、動詞としては「渡す」以外にも「通過する」、「時が経つ」、「合格する」、名詞としては「定期券」、「通行証」、「(サッカーなどの)パス」といった意味もあります。
Python言語で「pass」は、何もしない、つまりそのまま”通過する”際に用いられます。下記サンプルでは関数my_funcを定義し、とりあえず仮の中身としてpassを置いています。
サンプル(Python)
def my_func():
pass
使うプログラミング言語の例
Python
printは「印刷する、出力する」という動詞で、ベーシック300の英単語です。実際に紙に印刷するだけでなく、画面上に出力することもprintと言います。
下記のPHPのサンプルでは「こんにちは」という文字列を出力しています。
サンプル(PHP)
<?php
print "こんにちは";
?>
使うプログラミング言語の例
PHP
英単語まとめ
- params【名詞】parametersの略語
- 略語70
- parameterは「パラメーター、仮引数」でアドバンスト300
- pass【名詞】渡す、通過する
- ベーシック300
- 他に「時が経つ」、「合格する」、「定期券」、「通行証」なども
- print【動詞】印刷する、出力する
- ベーシック300
[筆者紹介]
西野 竜太郎
翻訳者/情報技術者
著書に『アプリケーションをつくる英語』(第4回ブクログ大賞)、『ITエンジニアのための英語ライティング』、『ITエンジニアのための英語リーディング』、『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』など。
産業技術大学院大学修了(情報システム学修士)、東京工業大学大学院博士課程単位取得(専門は言語学)。TOEIC 985点。
東京通信大学外部講師。
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