プログラミングをしていて必ず目にするのが予約語やキーワードです。そういった予約語やキーワードから英単語を覚えてみましょう。記事の英語難易度は「初〜中級」です。
今回はRで始まる単語の第2回目です。
rescue
rescueは「救う、救助する」という動詞、または「救助」という名詞です。
Ruby言語で「rescue」は、何かエラーが発生した場合にそれを捕捉する(=救う)目的で使います。下記のサンプルでは、ゼロ除算が発生した際に、エラーメッセージを表示します。
サンプル(Ruby)
def divide(a, b)
begin
result = a / b
puts "計算結果: #{result}"
rescue ZeroDivisionError
puts "エラー: 0で割れません。"
end
end
divide(10, 2) # 5と表示
divide(10, 0) # エラーメッセージを表示
使うプログラミング言語の例
Ruby
retry
retryは「再試行する」という動詞です。「再び」という意味の「re-」と、「試す、試行する」という意味の「try」でできている単語です。
Ruby言語で「retry」は、前述のrescueの中で使われます。エラーが発生して捕捉された後、もう一度試す(再試行する)際に用いられます。
下記サンプルは、前述のサンプルにretryを付け足したものです。ゼロ除算のエラーがrescue(黄下線)で捕捉され、その後でretry(赤下線)でbeginに戻って処理を再試行しています(0ではなく2を強制的に代入して除算)。
サンプル(Ruby)
def divide_with_retry(a, b)
begin
puts "#{a}を#{b}で割ります..."
result = a / b
puts "計算結果: #{result}"
rescue ZeroDivisionError
puts "エラー: 0で割れませんでした。再試行します。"
b = 2
retry
end
end
divide_with_retry(10, 0)
# 結果表示
#
# 10を0で割ります...
# エラー: 0で割れませんでした。再試行します。
# 10を2で割ります...
# 計算結果: 5
使うプログラミング言語の例
Ruby
return
returnは「戻す、返す」という動詞です。プログラミング必須英単語600+で前提英単語100に入っています。なお、名詞として使われる場合は「戻り値」になります。
returnはさまざまなプログラミング言語で用いられる重要なキーワードです。下記JavaScriptのサンプルでは、aとbを加算した結果をadd関数の呼び出し元に戻して(返して)います。
サンプル(JavaScript)
function add(a, b) {
return a + b;
}
let result = add(5, 3);
console.log(result); // 8と表示
使うプログラミング言語の例
C#、Java、JavaScript、PHP、Python、Ruby
英単語まとめ
- rescue【動詞】救う、救助する【名詞】救助
- retry【動詞】再試行する
- return【動詞】戻す、返す
- 名詞の場合は「戻り値」
- プログラミング必須英単語600+で、前提英単語100
[筆者紹介]
西野 竜太郎
Ryutaro Nishino
翻訳者/情報技術者
著書に『アプリケーションをつくる英語』(第4回ブクログ大賞)、『ITエンジニアのための英語ライティング』、『ITエンジニアのための英語リーディング』、『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』など。
産業技術大学院大学修了(情報システム学修士)、東京工業大学大学院博士課程単位取得(専門は言語学)。TOEIC 985点。
東京通信大学外部講師。
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