青森大学ソフトウェア情報学部・鹿内史さん

青森大学ソフトウェア情報学部で教鞭をとる鹿内史さんに、プログラミング英語の授業や、プログラミング英語検定が役立つ場面などについてお聞きしました。

鹿内さんには団体受験の正式公開前にモニター(試用者)となっていただきました。この団体受験では合計18名の学生がベーシック試験を受験しました。


プログラミング英語の授業について

−− 現在、プログラミング英語を授業で教えていらっしゃるのでしょうか?

【鹿内】はい。

−− 学生がプログラミング英語を学ぶ意義はどのような点にありますか?

【鹿内】プログラミングで使われる英語はコンピュータとのコミュニケーションのツールと私は考えます。

コードで使われる英語は比較的難しいものではありませんが、その意味を理解できているのかできていないのかでは、プログラミングの理解度が変わってきます。

正しいコミュニケーション方法を学ぶことによってプログラミングの理解度が上がりますし、コンピュータとの「会話」のキャッチボールがスムーズに進むと思います。

−− プログラミング英語を教えるに当たって、どのような点に難しさを感じますか?

【鹿内】初めて「プログラミング英語」という分野を教えているということと、今までプログラミングに触れたことのなかった学生に教えているという点が難しいです。

学生が現在学んでいる知識が実際のプログラミング学習にどのぐらい影響しているかが検証できれば自分の教授法を修正することができるのですが、まだ今年度の授業が始まって3週間ということもあり、この点がもどかしいところです。

プログラミング英語検定について

−− 団体受験のモニターをしていただきました。どのような目的で学生に受験してもらいましたか?

【鹿内】授業でプログラミング英語を教えるにあたり、学生のプログラミングに関する英語力を知りたいと思い受験してもらいました。

−− プログラミング英語検定はどのような場面で役立ちそうでしょうか?

【鹿内】様々ある英語力を測定する検定と同様に、プログラミング英語検定をプログラミングの理解度のチェックとして使ってほしいです。

特に初めてプログラミングを学ぶ人が学習目標としてプログラミング英語検定を使うことによって、学習目標を立てるのに役立つかと思います。

−− 本検定では「プログラミング必須英単語600+」などの学習資料も公開しています。こういった資料は授業で利用されていますか? もしされている場合、どのように利用されていますか?

【鹿内】はい。活用しています。プログラミングの専門書(洋書)を読む際に、「プログラミング必須英単語600+」を辞書代わりに使わせています。

今後について

−− 今後、どのようなプログラミング英語の授業にする予定ですか?

【鹿内】現在頻出単語や頻出表現を学んでいるところですが、今後は本学部の専門科目である「プログラミング演習」とコラボし、学んだことを利用してコードを書かせ、実際にどのように使われているかを体験してもらう予定です。

−− プログラミング英語検定にどのような期待をされますか?

【鹿内】オンラインで気軽に受験できますので、プログラミングに関する英語の理解度チェックとしてたくさんの人に活用していただきたいです。

また、細かい学習目標設定ができるように、今後受験級が増えることを期待します。

−− ありがとうございました。