概要
プログラミング英語検定は、プログラミングで求められる英語力を測定して認定する試験です。
目的
現代のプログラミングにおいて英語の読み書きは不可欠です。
本試験に向けた学習をすることにより、効率的にプログラミングができる力を受験者に身に付けてもらうことを目的としています。英語のための英語検定ではなく、プログラミングのための英語検定です。
主な対象者
高校在学〜卒業以上程度の英語力を持つプログラマーまたは志望者
レベル
- プログラミング英語検定ジュニア
- プログラミング英語検定
受験方法
ウェブ
受験日
いつでも可(メンテナンス時などは除く)
出題方針
出題カテゴリー
語彙、文法、読解、英作文
(リスニングやスピーキングの問題は対象外です。本試験ではプログラミング作業時に主に必要となる英語に絞っています)
解答方式
多肢選択式
問題文内容
プログラミング時に実際に目にする機会が多い以下のドキュメント・タイプから出題します。
A. ソースコード
関数や変数などの名前、ソースコード中のコメント、コミット・メッセージなど
B. APIリファレンス
関数やメソッドなどの使い方の説明など
C. マニュアル/ヘルプ
開発ツールの使用方法の説明など。使用許諾契約も含む
D. ユーザー・インターフェイス(UI)
開発ツールに表示されるボタンなどのラベル、エラー発生時のメッセージなど
試験設計者
本試験の設計および作問は以下が担当しています。

西野 竜太郎
IT分野の英語翻訳者。産業技術大学院大学修了(情報システム学修士)、東京工業大学大学院博士課程単位取得(専門は言語学)。東京通信大学外部講師。
関連する著書
- 『アプリケーションをつくる英語』(2012年、達人出版会/インプレス)
- 同書で第4回ブクログ大賞(電子書籍部門)を受賞
- 『現場で困らない! ITエンジニアのための英語リーディング』(2017年、翔泳社)
- 『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』(2017年、達人出版会/インプレス)
- 『プログラミング英語教本』(2020年、グローバリゼーションデザイン研究所)
関連する資格
- TOEIC 985
- 応用情報技術者
- 情報処理安全確保支援士試験合格
沿革
アドバンスト試験およびベーシック試験のバージョンを「22-23版」に更新
プログラミング英語検定ジュニアを提供開始
アドバンスト試験およびベーシック試験のバージョンを「21-22版」に更新
正式版を提供開始(アドバンスト試験およびベーシック試験)。バージョンは「20-21版」
ベータ版を提供開始(アドバンスト試験およびベーシック試験)
「プログラミング必須英単語600+」をCCライセンスで公開
参考
IT企業が求める英語能力
IPA(情報処理推進機構)の調査によると、IT企業は「英語ドキュメントの読解力」を情報系の学生に習得してもらいたいと考えています。
「プロジェクトマネジメント」や「要求分析」といった項目よりも高い数字が出ています。出典:「IT人材白書2011」p. 96(PDF)
