予約語で覚える英単語:debugger、decimal、declare、def、default

プログラミングをしていて必ず目にするのが予約語やキーワードです。そういった予約語やキーワードから英単語を覚えてみましょう。記事の英語難易度は「初〜中級」です。

今回はDで始まる単語の1回目で、debugger、decimal、declare、def、defaultを取り上げます。

debugger

debuggerは「デバッガー」という名詞です。プログラミング必須英単語600+でアドバンスト300に入っています。

debuggerとはdebugをするソフトウェアのことです。debugは「デバッグする」という動詞で、600+のベーシック300に入っている重要な単語です。語源としては、de(離れて)+bug(バグ)から、「バグを取る」の意味になります。

debuggerはJavaScriptでキーワードになっており、デバッグ機能を呼び出すのに使われます。下記サンプルでは、バグが発生しそうな関数内で使っています。

サンプル(JavaScript)

function potentiallyBuggyCode() {
  debugger;
  // do potentially buggy stuff to examine, step through, etc.
}

(出典:https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/JavaScript/Reference/Statements/debugger、2023-9-17参照)

使うプログラミング言語の例

JavaScript

decimal

decimalは「小数の」や「十進法の」という形容詞です。プログラミング必須英単語600+のアドバンスト300の英単語です。例えば「decimal point」で「小数点」、「decimal system」で「十進法」になります。

decimalはC#でキーワードとなっていて、128ビットの浮動小数点数を表します。

下記サンプルでは、double型の変数aとdecimal型の変数bを、キャストして加算しています。

サンプル(C#)

double a = 1.0;
decimal b = 2.1m;
Console.WriteLine(a + (double)b);
Console.WriteLine((decimal)a + b);

(出典:https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/csharp/language-reference/builtin-types/floating-point-numeric-types、2023-9-17参照)

使うプログラミング言語の例

C#

declare

declareは「宣言する」という動詞です。プログラミング必須英単語600+のアドバンスト300に入っています。

関連語のdeclarationは「宣言」という名詞で、同じくアドバンスト300の英単語です。まとめて覚えておくと効率的です。なお語源的には、de(強意)+clare(明るい)で、「明確に言う」というニュアンスです。

下記のPHPのサンプルでは、エンコーディングに「ISO-8859-1」を宣言しています。

サンプル(PHP)

declare(encoding='ISO-8859-1');

(出典:https://www.php.net/manual/ja/control-structures.declare.php、2023-9-17参照)

使うプログラミング言語の例

PHP

def

defは「define」または「definition」の略です。

defineは「定義する」という動詞で、プログラミング必須英単語600+でベーシック300の英単語です。また、definitionは「定義」という名詞です。関連語に、undefined(形容詞:未定義の)、predefined(形容詞:事前定義された)、user-defined(形容詞:ユーザー定義の)などがあります。

Python言語の場合、defは関数の定義に用いられます。下記サンプルでは、my_additionという足し算の関数を定義しています。

サンプル(Python)

def my_addition(a, b):
    return a + b

使うプログラミング言語の例

Python、Ruby

default

defaultは「デフォルト」や「既定値」という名詞、または「デフォルトで〜になる」という動詞です。プログラミング必須英単語600+でベーシック300の英単語です。

動詞の場合は自動詞となり、「<主語> defaults to <名詞>」(<主語>はデフォルトで<名詞>になる)のように前置詞toが使われます。

サンプルはswitch文で、数がどのcaseにも該当しない場合にdefaultが実行されます。

サンプル(Java)

int number = 4;

switch (number) {
    case 1:
        System.out.println("数は1です。");
        break;
    case 2:
        System.out.println("数は2です。");
        break;
    case 3:
        System.out.println("数は3です。");
        break;
    default:
        System.out.println("数は1、2、3のどれでもありません。");
}

使うプログラミング言語の例

C#、Java、JavaScript、PHP

英単語まとめ

  • debugger【名詞】デバッガー
    • アドバンスト300
    • 動詞のdebug(デバッグする)はベーシック300
  • decimal【形容詞】小数の、十進法の
    • アドバンスト300
  • declare【動詞】宣言する
    • アドバンスト300
    • 名詞のdeclaration(宣言)もアドバンスト300
  • define【動詞】定義する
    • ベーシック300
  • definition【名詞】定義
  • default【名詞】デフォルト、既定値/【動詞】デフォルトで〜になる
    • ベーシック300

[筆者紹介]

西野 竜太郎

Ryutaro Nishino

翻訳者/情報技術者/IT英語専門家

訳書に『血と汗とピクセル』、『リセットを押せ』、著書に『アプリケーションをつくる英語』(第4回ブクログ大賞)、『ITエンジニアのための英語リーディング』、『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』、『アプリ翻訳実践入門』など。
産業技術大学院大学修了(情報システム学修士)、東京工業大学大学院博士課程単位取得(専門は言語学)。TOEIC 985点。応用情報技術者、情報処理安全確保支援士試験合格。
東京通信大学外部講師。

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