Googleが公開している開発者向け英文スタイルガイドから項目を1つ取り上げて紹介します。スタイルガイドは基本的には書く際に利用されますが、読む際にも参考になります。
数の書き方(2)
URL:https://developers.google.com/style/numbers (2020-05-26閲覧)
前回取り上げた「数の書き方(1)」の続きです。
パーセンテージ
数字と記号(%)を使い、間にスペースは入れない(例:40%)。ただし文頭に置く場合、どちらもスペルアウトして(つづりで)書く。
◯ Forty percent of the files
数の範囲
ハイフンを使い、間にスペースは入れない。
◯ 2012-2016
日本語では範囲を示すのに「〜」(波ダッシュ)を使いますが、英語では使いません。特に形が似ているチルダ(~)は、英語では数字の前に付けると「約」や「およそ」の意味(例:「~40」で「約40」)となり、誤解の原因になりうるので注意しましょう。
桁区切りと小数点
アメリカの標準を使う。つまり3桁ごとの区切りにカンマ(,)、小数点にピリオド(.)。
◯ The limit is 1,532,784 bytes per day.
◯ $0.031611/vCPU hour
これは日本でも同じなので、なぜわざわざ説明するのか疑問に思われるかもしれません。実は、桁区切りにピリオド(または空白)を使う国や、小数点にカンマを使う国があります。例えば以下の通りです。
- 日/米:1,234,567.89
- ドイツ:1.234.567,89
- フランス:1 234 567,89
寸法
小文字のxを使い、間にスペースは入れない。
◯ 192×192
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